交流戦、全ての日程が消化し、終了しました。
巨人はセ・リーグトップの4位、10勝6敗2分で決着。
色々思うところはありますが、まずは率直な感想
予想の5倍以上の出来にびっくり!
です(汗)
直前の阿部元監督のゴタゴタがあり、その直前には阪神にコテンパンにやられ、それでもまだ貯金がある状態でスタートするので、最低限、借金にならずに終わってくれればいいと思いながら見ていました。
(恐らく、多くの巨人ファンも同じ気持ちだったのではないでしょうか?)
その中で、最初のカードがソフトバンク、日ハム・・・最終的な交流戦順位表を見ればわかるが、この2チームを相手に5割で乗り切れたことが最後まで効いた。
負け越し、スイープなどあれば、そのままズルズル行きそうなところ、踏ん張ったことでその後の戦いに肩の力が少し抜け、良い方向に回ったことが大きいでしょう。
また、セ・リーグの戦いと違って、巨人だからとか左腕が苦手だからローテをいじったりとか、極端なオーダー変更などをされなかったことも助かった部分。互いに対戦が少なく、スコアラーからの情報だけでは足りないことも多いことから、小細工無しに戦うことで、こちらも変に意識せず、試合ごとに新鮮な気持ちで戦えた。
セの他球団はともかく、巨人のことだけで言えば、トータルで10勝6敗2分で貯金4つ。5割目標だったことから考えれば、上出来以上の結果で、中でも2つの引分は勝率で争うペナントにおいては重要な意味を持ってくる(はず)。
橋本監督に代わり、采配面、ベンチ内での空気感など色々変わったこともあるだろうが、もともとはオフェンスコーチとしてデータ分析を担っていただけに、攻撃面での向上を期待したが、良かったところ、悪かったところなど色々ある。
ただ、私が個人的に一番変わったなと思うのは風通し
ゲーム後の橋本監督のコメントには、よくコーチからの進言とか、選手と事前に会話した上でなど、コミュニケーションを重視していることが伺えるものが多い。
阿部元監督の時に無かったとは言わないが、そういったコメントが少なかったために、正直なところわからないという状況の中、一部の報道ではオーダーはコーチが決めていると言うし、投手運用に関してもコーチに一任しているような感じ。
直前まで自分がコーチだったこともあって、監督の一存ではなく、周りの意見を取り入れることの重要性をわかっている。選手とのコミュニケーションももともとコーチとして頻繁に行っていたことが、そういう運用にさせるのだろうが、それによって生まれる風通しの良さはコーチ陣に気を引き締めらせ、自分のジャッジがゲームに即反映されるという緊張感をも生み出しているのだと思う。
同時に、コーチ、選手がそれぞれ納得できる形でプレー出来るという環境を作っているのではないか。
現役時代は華やかな活躍だったとは言えないが、様々なチームを渡り歩き、野球以外の仕事も経験、監督も経験したノウハウが生き、チームを支える苦労人たちのことも熟知しているからこその和を尊ぶ姿は外から見ていても感じるし、良かったところは素直に褒め、悪かったところはしっかり反省するというあたりは、コーチとしてのキャリアがさせているのかなと。
一方で長くジャイアンツを支えてきた重鎮では無いという制約も実際にはあるのだろう、OBには気を使うだろうし、自分なりの引け目も感じているかもしれない。
選手に近い存在だったからこそ、記録のかかった選手にはどうしても甘くなるし、これまでの球団への功労者に対して厳しく出れないところがありそうなことは容易に想像がつく。
ま、坂本、丸のことを言っているのだが、今までコーチとして見ていた視点はなくさないで欲しいので、彼らに記録達成してほしいのであれば、むしろ課題を与えて戦列を離れ、乗り越えることを進言するくらいの采配を振るって欲しい。
チームとしても、監督としても優勝することが最終目標だが、本人は優勝したとして来季以降の立場はわからないし、これまでのやり方を踏襲するのも、ぶっ壊すのも自由。
目標を失わないなかで、どうするのか迷いはあるだろうが、個人的にはコーチ時代に、こうしたら?あぁしたら?って思ってたことは多々あるだろうから、せっかくもらった指揮官としてのチャンスなので、自分だったら今の巨人をこうしたい!っていう短期目標と、いずれこうなって欲しいという中長期目標を達成できるよう、残った期間で悔いのない采配をして欲しいなと思っている。
さて、話が橋上監督話にそれたが、交流戦の総括としての話に戻そう。
毎試合のレポートにも書いたけれど、交流戦終わっての首位という結果には、ただただ実感がないのが率直な感想。
確か巨人の上を走っていたはずのヤクルト、阪神が僅かな差とはいえ下にいることは完全に想定外。
それは、直接彼らから勝利を手にしたわけでは無いことが主な要因だし、交流戦においてここまでセ・リーグのチームが苦戦することが予想出来なかったからに他ならない。
確かに交流戦は一人勝ちが生まれるし、一人負けも生まれる。
だから順位の変動があるのが例年のことなのだが、ここまで極端なのは異例。
ま、正直な事を言えば、こんなに頑張って4つの貯金を作り、阪神は借金6、ヤクルトは借金5なのに、首位とはいえ3位まで0.5差なのかぁ~という気持ちも無くはない(笑)
正直、自分たちの頑張りよりも、パ・リーグの強さに助けられた首位って感じで、今ひとつ自信に変えられないのも実感がない原因の一つ。
とはいえ、積み重ねた勝利は間違いなく、それはひとえに投手陣の頑張りと、たまに出た大量リードで投手を助けたというゲームを作れたこと。
現
時点で得失点差がマイナスなことからもわかるように、僅かなリードを守りきった勝利の方が圧倒的に多く、負ける時は派手に負けているってことが要因だけれど、その積み重ねた経験はここから生きてくるはず。
橋上監督はローテ2度任せたら一度抹消というのを繰り返し、過度な疲労をとにかく避けている印象。それは、これからの夏場に向けて体力の消耗を抑えることと、リフレッシュすることで自分と向き合う時間を少しでも多く作ること。
その中で、若手にもチャンスを与える隙間を作ろうとしているのではないかと推察するが、その結果が出るのはまだ先のことだろう。
小笠原投手の加入により、ローテ候補という意味ではさらに頭数は増えた。山崎伊、横川らの復帰も待たれるし、現時点でファームで頑張っている選手もいる。
投手は何人いても困らないし、小笠原にしても獲得したものの、ファームで結果を残さなければ簡単に使わないやり方はしてくれるだろう。
育成からの支配下枠もまだ3つあり、3ケタの背番号の選手にとってはここからのアピールタイムは非常に重要。
4日間の休養をはさみ、外国人選手たちのリセット次第では、ここから上向いてくるだろうし、ダルベック、キャベッジ、リチャ―ドといった一発のある選手が代わる代わるでいいから、大事な場面で重要な長打を打ってくれるようになれば、難しい相手にも勝てる試合が増えてくるかもしれない。
もともとHR数が多いのは巨人の特徴だが、今季は盗塁数も一気に増えたことで、一発で決める、足でかき回すなど作戦面で出来ることも増えた。去年に比べればまだ課題はあるけど、守備のやらかしも減ったし、ここからブレイクする若手が1人でも2人でも登場してくれれば、もっと上も目指せる。
伸びしろの多い状態だと思うので、一気に走ろうとせず、コツコツと出来ることを増やしてゆけば、ペナントに戻っても何とか良い戦いが出来るのではないかと期待している。
それでも試合ごとに一喜一憂してしまうのがファンの心情だが、ゲーム脳ではなく、ちゃんと現状を理解しているファンなら、温かい目で見守りながら応援してくれるはずなので、そういったファンの気持ちに寄り添いながら、僅かずつ成長している姿をこれからの戦いで見せてくれることを期待している。


![月刊ジャイアンツ 2026年 07月号 [雑誌] 月刊ジャイアンツ 2026年 07月号 [雑誌]](https://m.media-amazon.com/images/I/51VKhDi0POL._SL500_.jpg)



