対 中日 2勝0敗0分 バンテリンドーム
勝利投手:田中将 (1勝0敗0S)
セーブ :大勢 (0勝0敗2S)
敗戦投手:中西 (0勝1敗0S)
・投手リレー
巨人:田中将、赤星、北浦、ルシアーノ、田中瑛、大勢 捕手:岸田
中日:中西、近藤、梅野、橋本、勝野 捕手:下、加藤
・本塁打
巨人:佐々木 1号(6回表ソロ)
中日:福永 1号(7回裏2ラン)
TBSチャンネル1 にて観戦 解説:英智 実況:西村俊仁(CBC)
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Giants Official Web
(https://www.giants.jp/game/20260401_19021_1/)
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マー君はすっかり打たせて取るピッチングが板に付いてきた。
とにかく低く、丁寧に、緩急つけてというのを意識した。流石に右肩下がりになって最後は息切れした感じになったが、カーブを上手く使い打者を翻弄していた。
味方が初回に3点取ってくれたことも配球の幅を広げる要因になっただろう、一発が怖くなった球場に対して、とにかくゴロアウト、タイミングを外してフライアウトを狙うというのがひしひしと伝わってくるし、岸田も同じ意図でコミュニケーションが取れていた。
出来れば6回を投げきって欲しかったが、今季初登板ということで本人にも見えない疲労は溜まっていたと思うし、祈るような気持ちでマウンドを降り、赤星がピンチを脱した後の出迎えた表情を見ても嬉しさが伝わってくる。
新外国人二人に新人二人というローテで始まった巨人だが、マー君はその中での自分の役割はしっかりと認識した上で、山崎伊、戸郷がいないという先発投手陣を何とか鼓舞しようという気持ちは強かったろうと思う。身近にかつての盟友である則本がいるというのは心の支えになっていると思うが、チームも本人も手探り状態の中で役割を全うしようという姿勢は見本になっているはず。
何はともあれ昨年は1勝が重かったシーズンだったが、初戦で勝ち星を手に入れ、これで本人も手応えと落ち着きを手に入れたことだろう。課題も残ったと思うが、先発投手にとって何よりも欲しい勝ち星は今季はこれを突き詰めてゆくという意志も感じたし、大きな勝利となり、続く則本へのエールにもなったのではないだろうか?
一方の若き中日のニューフェースである中西は初回にやられたものの、マー君とは逆で右肩上がりに良くなっていった。メンタルも強そうだし球威、制球力、変化球のキレも良くて敵ながら見ていて気持ちの良い投げっぷりだなと思った。
佐々木のホームランでちょっと力尽きた感じになったが、初回のバタバタが無ければ圧倒された中で敗戦していた可能性も高く、強敵出現を感じさせる投手が誕生した。
とはいえ、中盤までの流れで割と楽勝かと思っていた中での北浦の失点は、チームにざわつきをもたらせたのは事実。
球威やフィールディングがネットで叩かれていたが、いやいや、あの投手への当たりを完璧に処理できる能力があれば日ハムは離していない。
むしろ気になるのは、阪神戦で打たれるまでは、もっと自信を持って投げていたのに、表情が曇っていること。石川にも言えるけど、もともとアバウトで球威で押し込むタイプだと思っているので、僅かでも弱気になったり交わそうとした時点で良さが消えてしまうから、テクニカルな面よりももう一度メンタルを持ち上げて欲しい。福永に打たれた一発は半分以上相手のバッティングが良かったので気にすることは無いかと思う。
以降はルシアーノ、田中瑛斗、大勢と今の巨人の強みを全面に出し、もう少し余裕を持って終盤を迎えられるかという状況の中、落ち着いてゲームを締めてくれた。
大勢も前日の登板が無ければ、いきなり1点差で今季初登板だとわからなかったが、1度投げたことでとても落ち着いていたと思う。
ただ、ルシアーノ、田中瑛斗、大勢は連投になってしまったため、今日のゲームには使えないから、則本へのハードルはちょっと高くなるし、攻撃陣の援護が大事になってくる。
まぁ2つ勝っているので、もう一つ取れた儲けものくらいの気持ちでゆければいいのだが、則本にとっては大事な今季初登板だから、少しでも長く投げないとヤバいかな?ってプレッシャーはかかっていると思う。
野球ファンとしては昨年一度あったが、マー君と大野の同級生対決にプラス坂本って図式が見たかったところではあるが、そういうシチュエーションはいずれまた来るだろうから、それはまた次の楽しみに取っておくことにしよう。
攻撃面では振りが鈍くなった坂本を休ませてサードに門脇、前日にヒットは打ったので引き続きかと思ったけど敢えてライトに佐々木を持ってきた。
結果的にはこの二人が攻守に存在感を出したことで、阿部監督的にはしてやったりだろうし、本人たちも出番に飢えていたことだろうから、チームの勝利に貢献し、活気づけたという点で良かったと思う。
破壊力の無さが開幕前は心配された巨人だが、佐々木はテラス席に頼らないホームランを打ったし、門脇も浦田に出番を取られないよう変化を持たせようとしている一端を感じた。これでまた首脳陣は良い悩みを持つことになったし、このゲームで外れた二人は焦りを感じることになり、チーム内競争はさらに激化する。
キャベッジは相変わらずアグレッシブながら結果を残し、ダルベックは常に冷静。泉口の3三振は今となっては珍しい光景だが、しっかりヒットも打っているし、浦田もノーヒットだったが必死にしがみついている。
後は岸田だけって感じだが、さすがの鼻息プンプン丸も開幕からの緊張とキャプテンの重責、自分のことだけ考えていれば良い立場ではないこともあって疲れているように見える。現代野球においてキャチャーが連戦を出ずっぱりという時代は既に過去のもので、どのチームも3人程度のキャチャーとローテーション組んで出場させている。
開幕3連戦は仕方ないにしても、このカード当たりからは大城や山瀬も併用して最適なコンビを探しつつ、各キャッチャーのコンディションを確認するかと思っていたが、中1日空いたとはいえ、5試合連続はさすがにキツイと思う。
阿部監督がキャプテン時代なら、これくらいで音を上げてるようじゃと言うだろうし、岸田本人も言わないだろう。出来れば攻撃面で結果を残して疲れを飛ばしたいと思っているかもしれないし、ベンチもそれを期待しているところはあるはず。
でも、人間だから・・・責任感と焦りは当然あるだろう。今日は大野なので大城という選択肢の可能性は低いかもしれず、同時に今日までは岸田でという判断もあるかもしれない。ちょっと読めないのが現状だが、抜けられたら困る選手の筆頭でもあるので、大事に起用してあげて欲しい。
(せ
めて楽な打順で)
追記(ファーム):
お!阿出川さんの実況か!って思いながら見てた。雨天コールドながら9-1での勝利。
マルティネスの調整登板に始まり、マタが4イニング無失点。ハワード、ウィットリーの内容が良かったことで、マタが割を食っている感じになっているが、早く彼もデビューさせてあげて欲しい。
何よりベネズエラ代表を断って、日本でのプレーに順応することを優先した投手。本当ならベネズエラの世界一のあの輪の中にいたかもしれず、世界中が注目する中で侍J相手に投げていた可能性もあった。だからこそ、早く彼が待ち望んだ日本での公式戦デビューを実現させてあげたい。
攻撃面では平山、皆川、荒牧、萩尾が好調。石塚も石井2軍監督のもとようやく自分の方向性が見えてきたようだし、外野手、1、3塁とも上がモタモタしてたら直ぐにでも呼んでもらいたい気持ちでハッスルしている。
このファームからのニュースは首脳陣だけでなく、選手たちにも届いているはずで、少なからずおしりを叩いてくれるだろう。吉川の実戦復帰のニュースも入り、あとは山崎伊と戸郷の復活を待って、徐々にあるべき姿になってゆく。
理想は戻って来る場所がないくらい、今いる選手が結果を残し続けることだが、シーズンはまだ始まったばかり。焦ること無く、そして大きく離されること無く、今季の戦い方を模索しながら力をつけてくれればいい。
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