ジャイアンツ愛のみんぐ、巨人&野球ブログ

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

「ジャイアンツ愛のみんぐ 番外」GetSports 戸郷特集を見て

 

 

2/1 深夜の GetSports でやっていた戸郷の


 「25歳が誓う復活 エースの姿を取り戻すために」


を見た。


一言で言ってしまうと、身体の開きを抑えるために、ただひたすら股関節の稼働と向き合う日々の自主トレだったようで、そもそものきっかけは昨年のドジャースとの親善試合で大谷にホームランを打たれてから。


個人的には、その前から戸郷のピッチングには被弾グセが現れていて、個人的には昨年の記事にも書いたように新球に挑戦したことによるバランスの崩れだと思っていたが、実は根はもっと深かったようだ。


これまで、このブログでは、ピッチャーにとって大事なのはバッターのタイミングを外すことだと何度も書いてきた。
今ではメジャーも含めれば、160km/hを超えるボールを投げる投手は珍しくも何ともなく、どの投手も少しでも速い球を投げようとするし、それは自然なことだと思っているが、実際に野球を経験していればわかるのが、とにかくタイミングを如何にはずせるかという大きな作業。


前にも書いたが、わかりやすいところで言えば、バッティングセンター。


今ではピッチャーの投球フォームが画面に出て、それと同時にボールは飛んでくるが、私が学生の頃は、いつボールが飛んで来るかわからないというのが一般的。
1、2の3というタイミング作れず、常にいつ来てもいいようなタイミングで待つしか無くて、120km/hとかになると、未経験者ではほぼ当たらないという状況になる。


球速は速いに越したことはないが、タイミングが合ってしまえば何の意味もない。
外すためにピッチャーは変則フォームにしたり、クイックを混ぜたりしながら打者の目を翻弄することが多いが、タイミングの合わなさの究極系が山本昌のピッチングだと思っている。
これまでにも触れたが、140km/hに届くか届かないか?というストレートにも関わらず、現役時代の高橋由伸「最もストレートの速い投手」だと言わせた投球術は、球速が取り沙汰される今だからこそ、むしろ向き合って欲しい項目の一つ

(球辞苑で取り上げてくれないかな?)


(もう一つ言えば、やはりボールの回転数。今永がメジャー1年目であれだけバッターを翻弄できたのはボールの回転数からくる伸び。昔やってたスポーツ特番でソフトボールの投手の球を現役のプロのバッターがことごとく空振りするのも、その錯覚。そういや「Dreams」だっけ?漫画で主人公がオーバースローなのに浮き上がる球を投げて、バッターを翻弄してたな・・・あれも一つの球速関係ない究極系の一つ)


話を戸郷に戻すと、桑田前2軍監督に指摘された、コンマ数秒の身体の開きを抑える動き、それを会得するために自主トレでは徹底的に股関節を意識したトレーニングをしたという。
菅野からは「何も変えるな」というアドバイスも受けたようですし、球速にはもうこだわっておらず、桑田氏の「一から作り直す」というのを真摯に受け止めているようなので、その成果が出るにはある程度の時間が必要かもしれないが、個人的には期待している。


入団時、さんざんOBからあの投げ方は故障すると言われてたけど、故障という点では一切無くてフィジカルの強さは疑う余地もなく強い
努力を惜しまないタイプだし、球の質にこだわって、それを会得できた時には、もう一度、巨人のエースとして君臨できる選手だと信じているので、脇道にそれること無く、戸郷独自のピッチングスタイルを確立するつもりで輝いてくれれば、山崎伊と共にダブルエースで巨人のローテは安定化をはかれる。


アンチな方々は「もう終わった」とか「計算不能という厳しい言葉を投げかけるけれど、そういう負の言葉を跳ね除けて、戸郷復活を果たしてほしいし、この経験がいずれ指導者になった時に生きてくると思うので、ちょっと回り道をしたけど必要なことだったと思えるような野球人生を送ってほしいと願っている。

(ってか、まだ25才なんで、むしろ今から勝ち星を重ねたって一流と呼ばれる年齢だし)

https://www.instagram.com/ming.shiomi/