20日の12球団監督会議での内容が報道されていましたが、今回は割とぶっちゃけた話や、今まで声に出しづらかったようなことが割と多く出ていたような気がします。
っていうか、改めてズラっと参加した各球団の監督の顔ぶれを見ると、いやいや、さらに若返ったな~という印象が強く、かつて現役時代にチームメイトだったり、ライバルとして戦ったりなど、年齢の近さをまざまざと感じました。
このあたりがオーナー会議とは違って、非常に良いですね。
だからこそ、重鎮のことを気にすること無く、思っていることを言葉にできたのかなと。
色んな話が話題として出てきましたが、その中から気になったところをかいつまんで。
まずは「統一ベース」の話
今季から1~3塁ベースが従来の15インチ(約38.1cm)四方から18インチ(約45.7cm)四方(MLBで採用されているサイズ)に変わります。
塁間が僅かに短くなること、同じく採用されたメジャーリーグでは、盗塁が増えたことなどから盗塁数の増加が話題になっていますが、あれは牽制球の制限数とセットになっている側面もあり、もちろん足を使うケースは増えるでしょうが、そこまで大きく増えるかどうかはやってみないとわからない。
プロ野球ニュースではロッテ新監督のサブローが、クイックを工夫することで防げると言ってましたがどうでしょうか?
(ピッチャーの立場としては、ホームベースも大きくしてくれよ!なんて笑い話も出てましたね(笑))
ただ、衝突などによるケガの抑制にはなるでしょう。
一方で守っている野手側は、大きくなればベースを踏むまでの距離は数センチ短くなりますし、ランナーの手や足と交錯するリスクは減ります。
でも、ボールを受け取って、ランナーの手や足がこの辺に来るだろうってグラブを置いたら、違うところに来たなんてこともあるわけで、緊迫感のあるタッチプレーでも今までと違う形になるかもしれません。
(巨人の場合、現時点で来季想定されるオーダーでは、他球団に比べると足を使える選手が多いわけではないので、有利性をどこまで使い切れるかは微妙)
同時に新たに設置される「リプレーセンター」を活用した、新リプレー検証の運用とどう絡んでくるのかは興味深いところです。
その流れの中で、新庄監督がランナーが手につける保護用の長い手袋、あれに対してどうなのかと投げかけているのが面白いし、新庄監督らしいなと。
確かに数センチが勝負を分けるケースでは、あの手袋が少しでも長ければ有利になるわけで、あれに明確なルールを設けるべきでは?というのは「たしかになぁ」と納得させられました。
(一方で新庄監督も言わなきゃよかったみたいな感じで、笑っていたのも印象的)
あと気になったのは「試合前おしゃべり禁止」の徹底。若き現役監督は、試合前の談笑などを良く思っていないようで、これから戦う相手に対して談笑するのは良くないといういうことで提案されたとのこと。
個人的には球場で試合前に選手同士が会話している姿や、挨拶に行っているところなどは微笑ましい光景として見ていたので、僅かながら意外でした。
(さすがに作戦面やスタメン等に関することは選手も言わないだろうと思ってますし)
むしろ、試合中にベース上で会話することはタブーとされていたはずが、いつの間にやら誰も気にしなくなったことのほうが気になります。デッドボールなどで出塁した際に相手を気遣って一声二声かけるのは良いと思いますが、そういった事情なしにベース上で戦っている選手同士が会話するのはどうかと。
試合前の話に戻れば、移籍直後での古巣への挨拶や、先輩後輩としての礼儀など、縦社会独自のルールなどもあるでしょうから、どうして良いかわからなくなる選手、コーチも出てくるかもしれません。
個人的には、ゲームが始まれば敵同士ですが、それ以外のところではチームに迷惑をかける行為でなければいいのではと思っています。
(球団の垣根を越えて、選手同士は今は割と仲良いですし、幼い時から代表戦などでもかって知ったる相手だったりもします。自主トレなんかは今や他球団の選手と一緒にやるのは当たり前みたいなところもあります)
他には、タイブレークの導入検討、野手の再出場制度の検討などこれまで話題に上がったり、なかったりしたことも検討提案されたようで、監督たちがどういう思いでペナントを戦っているのか少し垣間見れて面白かったです。
(高校野球では7回制の導入提案もされていましたね)
昔からの野球ファンは、タイブレークには懐疑的な人も多いと思いますが、ソフトボールの導入から、高校野球での延長など、目にする機会が増えたことで違和感もだいぶ無くなってきたのではないでしょうか?試合時間の短縮にもなりますし、新庄監督のように監督の腕がふるわれる場面ということで歓迎する声もあります。
2027年からのセ・リーグでのDH制導入と合わせて、投手への負担や運用の仕方も両リーグ通じて変わってくることもあり、あっても無くても正直どっちでも良いかな?というのが私の意見ですが、タイブレークになりそうな局面で、残ったベンチの選手と打順を考慮して、どういう作戦をするのかって気にし始めると、確かに策を練るのが好きな監督にとっては歓迎する傾向にあるのは理解できます。
最後に「負の課題」としてあげられたポスティングルールの見直しですが、これはポスティングを利用して海外へ行ったものの1年足らずで戻って来る選手に対しての対応という形。確かに貴重な戦力を放出して、1年で戻ってきて、しかも他球団へ・・・なんてのを見てしまうと、ポスティングではなく、帰国時には実質的にFAみたいな形になりますし、古巣としては貴重な戦力を僅かな離脱期間後に他球団へ取られるということで良い気はしないでしょう。
また、今もめているようにポスティングそのものの許可も含めて、半ば強引に訴えた場合、これまた僅かな期間で戻ってきた場合の罰則などにも更なる検討が必要かなと思います。
同時にFAの見直しや条件面の変更など、選手にとっても球団にとっても、そして何よりその選手を応援するファンにとっても良い方向になるように、現場を預かる指揮官レベルとオーナーレベルで検討してもらいたいところです。
だいたい、メジャーで採用された制度やルールは日本にやってきますし、ピッチクロックも時間の問題でしょう。
(巨人は数年前から2軍の試合でタイマー表示をしていますね)
先の話になりそうなことは置いとくにしても、ベースは大きくなりますし、来季からセ・リーグもDH制が始まるわけで、今季はそこに対しての準備や作戦面での変化がどうなるのか、特に後者に関しては投手運用や野手の起用法、オフでのドラフトや外国人助っ人の見極めとDHを加味した育成など、後回しにするかすでに取り組むのか、各球団の思惑が垣間見れそうなシーズンとなりそうで、見てる側の視点も少し変化が起きそうです。